西表山猫の撮影に成功してから一ヶ月半
当時の凄まじいまでの過酷な冒険で、
心身共にに疲れ果てていた私に一通の手紙が届いたのが
冬の寒さが始まった11月後半である
匿名の差出人からの、
その手紙には戦慄がほとばしる程の
ショッキングな内容が書いてあったのだ
火山の国での惨劇について書いてあるその手紙を
読み終えた時のショックは相当な物だった、、、
ここで一つの疑問が私の体の中で、
まるで稲妻に打たれたかのようにして
産まれてしまったのである
本当にその手紙の内容は事実なのだろうか?
これを確かめずしてジャーナリストを名乗る資格があるのだろうか?
その思いにかられてしまった私は、
傷ついた体もかまわずに、
またしても旅の準備をしてしまうのであった
まずはその土地に行かねば事は進まない
船で辿り着いたその土地の船着き場にて
無事に帰れる事を願いながら
後ろにそびえる山が手紙に書かれていた山だ
私の表情からも緊張感がヒシヒシと伝わって来るのがお分かりだろう
しかし現地の情報があまり手に入らなかった我々取材班、
とりあえず街を廻って聞き込む事にするも、
人影まばらなこの街、、
どうすれば良いものかと悩んでいると
何処からかノイジーな調べが聞こえて来るではないか!
ここなら誰か居るハズである
我々取材班はその建物に入ってみた
すると、、、
変なバンドの練習中であった
一心不乱に楽器を奏でている彼らには
我々取材班は目に入らぬ様子
我々はこの場を諦めて、
また街を歩いて探す事に
そうこうしてると何やら陽気な音楽が聞こえて来るではないか、
今度こそ人々が集っていそうな雰囲気が感じ取れる
我々取材班がその音のする方角に歩いて行くと
なんと言う事だろうか。
不思議な事に我々取材班はその陽気な音楽が聞こえて来る建物の方へ、
まるで何か強いヴァイブスに吸い寄せられるかの如く
引き込まれたのであった
そこで目にしたのは、、
この村の予言者の説法集会が執り行われている最中であった!
<チンチンビンビン>なる呪文の言葉が教祖から発せられる度に
狂喜乱舞する村人達、
見事な王冠をかぶって説法をする
その予言者の風格はただ者では無い
きっと何か知ってるハズだ!
そう踏んだ我々取材班は
しばらくその集会を見守る事にしたのだ
そして我々取材班はその儀式の潜入はおろか、
撮影にも成功したのである
なんたる権威に満ちた男だろうか
さぞや名のあるシャーマンであるのは明らかだ
我々取材班は説法集会の後にその王冠を被った
シャーマンとの接触に成功
お告げを頂くと共に
山への進入をも許可されたのである
さぁ、いよいよ謎の山へ進入開始だ、、、
大切な事を忘れる所だったが、
偶然に我々取材班のキャメラに収まった、
現地では<妖精>と言われている生き物の貴重な映像もご覧下さい
to be contenue、、、、、